【1時間目】「Linux」と「Windowsサーバー」の違い

サーバ

インフラエンジニアを目指すなら、まず知っておくべきなのが サーバーOS(オペレーティングシステム) です。
サーバーOSには大きく分けて Linux(リナックス)Windows Server(ウィンドウズサーバー) の2つがあります。

まったくエンジニアの知識がない人でもWindowsは聞いたことがあるはず!例えばMacもOSの1つです。そんな中、あまりなじみがないのがLinuxだと思います。

どうやらLinuxというのがあるらしいけど、全然イメージがわかない!という人向けに、初心者でもわかるようにやさしく解説します。(^^)/


■ LinuxとWindowsサーバーはどちらも“よく使われている”

まずはWindowsのデスクトップ画面から確認しましょう!

はい、見たことありますね!Windows11のデスクトップです。

こちらがWindowsServer2025のデスクトップです。

一緒ですね!!!!!!!

Windows10/11などのOSはいわゆるパソコンとして使うためのOSです。クライアントOSともいいます。

対してWindowsServerはサーバOSと呼ばれます。サーバというのはサービスを提供する人(もの)を意味します。ビールサーバはビールを提供してくれる機械ですよね。同じです。

サーバOSはビールではなく主に以下のようなサービスを提供してくれます。

Webサイト/アプリケーション

  • データベース
  • ファイル共有
  • リモートデスクトップ/仮想デスクトップ
  • 仮想化基盤

など

続いてLinuxの画面はこんな感じです。

はい。見たことないですね!でも左側にメニューがあり、直感的に操作できそうですよね。

はい。真っ黒な画面でました。こうなると直感的な操作も何もないですね。マウスでの操作はできず、キーボードでコマンドを入力することで操作します。CUIといいます。エンジニアっぽくなってきましたね!

ちなみにLinuxには主にCentOSとUbuntuの2種があります。(ほかにもあるみたいですが、今は気にしなくてよいです)

LinuxとWindowsServerってどちらが使われているの?

前提として、インフラの世界では どちらも普通に使われています

  • Linux
     クラウド・Webサイト・大量アクセスをさばくサーバーでよく使われる
  • Windowsサーバー
     企業内のシステムやMicrosoft製品が動くサーバーでよく使われる

どっちかだけ知っていればOKというものではなく、
仕事によって使い分けられている というイメージです。


■ Linuxが強い分野は「Web・クラウド」

初心者でも知っておきたいのが、WebサービスやクラウドはLinuxが圧倒的に多いということ。

例えば、

  • AWS(Amazonのクラウド)
  • GCP(Googleのクラウド)
  • 人気Webサービス(SNS、ECサイト、動画サイトなど)

これらの多くが Linux を土台にしています。

理由もシンプルです。

  • 無料で使える(会社のコストが抑えられる)
  • 軽いので大量アクセスに強い
  • サーバーを自動化するツールがLinux前提で作られている
  • ITエンジニアの世界でLinuxが“共通言語”になっている

そのため インフラエンジニアを目指すなら Linux を学ぶ人が多い んです。


■ 一方で Windowsサーバーも企業の中でよく使われる

「Linuxだけ覚えればいいんでしょ?」
と思うかもしれませんが、実は Windowsサーバーも根強く使われています。

特に企業では次のようなケースが多いです。

  • 社内で使う業務アプリが Windows専用
  • Active Directory(社員アカウント管理)を使っている
  • Exchange や SharePoint など Microsoft製品が会社に多い

つまり、企業の「中のシステム」では Windowsサーバーを選ぶ理由があるんです。


■ 初心者がまず覚えるべきはどっち?

結論から言うと、

✔ 最初は Linux を覚えた方が成長が速い

理由:Web系・クラウド系・自動化など、今後伸びる分野で必須だから。

✔ でも Windowsサーバーの存在も必ず理解しておく

理由:日本の企業システムはまだまだ Windows が多いから。

つまり、

Linuxが基礎
Windowsサーバーは用途に応じて必要になる

という関係です。


■ LinuxとWindowsサーバーはどう違うの?

初心者向けに“ざっくり比較表”にするとこうなります。

項目LinuxWindowsサーバー
料金無料で使える有料(企業向け)
操作“黒い画面”のコマンド操作が中心マウス操作中心で直感的
よく使われる場面Webサービス、クラウド、大規模サーバー企業の社内システム
身につく強みクラウド・自動化・DevOpsに強いMicrosoft製品に強い

これは覚えておいて損なし!


■ インフラエンジニアとしてのキャリアを考えると…

初心者のあなたがインフラエンジニアを目指すなら、こう考えると迷いません。


◎ Linuxを覚える

→ どの会社でも通用する
→ AWSやクラウドの学習にも直結
→ 伸びる分野で使われている


◎ Windowsサーバーもざっくり理解する

→ 企業内システムを運用する職場で役に立つ
→ 経験しておくと求人の幅が広がる


■ まとめ:Linuxは“基本”、Windowsサーバーは“用途に応じて”

初心者に最初に伝えたいのはこの3つです。

  • Linuxはクラウド・Webでよく使われるので必須レベル
  • Windowsサーバーは企業内に多いので無視できない
  • どちらも使い分けられているので、偏らず理解するのが大事

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